ぼっち大学生の雑記

ぼっち大学生のねぎが書く雑記です。読書が趣味なので最近読んだ本を中心に書こうと思っております。

【書評】「合理的にありえない 上水流涼子の解明」著:柚月裕子

 「合理的にありえない」

著:柚月裕子 講談社文庫 短編ミステリー小説

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 〈あらすじ〉

建設会社の代表取締役の本藤仁志と秘書の新井大輔はある日、銀座のクラブにて自称予知能力があるという高円寺裕也に出会う。半信半疑であったが、高円寺はパチンコで当たる台を当てたり、競艇の順位を当てたりなど、能力の証明をする。本藤は経営コンサルタントである高円寺に、経営時に迷った際に、その能力でどちらがいいか判断してほしいと契約を交わしますが、どうにも、新井は信じられなかった。本当に高円寺の能力は本物なのか?上水流涼子と助手の貴山伸彦が謎の解明に挑む

 

〈まとめ〉

過去に弁護士資格を剥奪されてしまった上水流涼子とIQ140の頭脳明晰な助手の
貴山伸彦の2人は「殺し」と「傷害」以外の依頼を引き受ける探偵をしている。そんな2人に自称予知能力は本当か、ヤクザの賭け将棋の必勝法
野球賭博など「あり得ない」依頼が舞い込んでくる。
2人は謎の解決に挑む短編ミステリー小説

 

〈こんな人におすすめ〉

短編ミステリー小説が読みたい方
殺人や傷害のないミステリー小説が読みたい方

サクッと読みたい方

柚月裕子さんの作品が読みたい方

 

〈感想〉

1つの事件を追うのではなく、上水流涼子の事件簿といった短編ミステリーでサクサク読めました。事件の内容も、ヤクザの賭け将棋や野球賭博と自分的には、新鮮な依頼でとても楽しく、読みやすかったです。どうやって解決するんだろう?と、頭を悩ませる様々な顧客の依頼ばかりで匠な話術、策略、2人の過去など退屈しませんでした。続編が出て2人の活躍がまた読みたいなと思っています。

【書評】「わたし、定時で帰ります。」著:朱野帰子

「わたし、定時で帰ります。」
著:朱野帰子 新潮文庫 仕事小説

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〈あらすじ〉

IT企業に勤めている会社員の東山結衣は入社してから10年間「出来るだけ残業をしない」という会社の方針もあり定時に帰宅することを心に決めている。しかし、残業をしたくない彼女をよそに近頃、転職組が多くなり「出来るだけ残業をしない」から「定時に帰るのは悪いこと」という風に社員の意識が変わり始めてきた。仕事人間の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、出産6週間で出勤して無理にでも働こうとする先輩
そんな中、元社長のブラック上司まで現れる私生活と仕事に振り回されながら、働き方や、仕事の納期に立ち向かう。

 

〈まとめ〉

定時で帰ることを絶対に譲らず、好きな時に有給を使うことを貫いていた東山結衣の周りで、「出来るだけ残業をしない」から「定時に帰るのは悪いこと」という風に社員の意識が変わり始めてきた。何故、体を壊すほど働き詰めるのか何故、酷いブラックな仕事を受けてくるのかIT企業に勤める女性社員の奮闘記の仕事小説です。

 

〈こんな人におすすめ〉

社会人

働き方に悩んでいる方

仕事小説が読みたい方

 

〈感想〉

日本人は学生の頃から周りに合わせようとする空気感があると感じます。定時で帰ることが悪いことではありません(仕事が終わった上で)もちろん終わりきらない量を押し付けられるという事は、それ自体が問題ですが…悪いことではないのに、定時で帰ることが悪いという空気感の中で自分を、貫いている結衣さんは凄いなと思いました。社会に出たことのないガキが生意気が偉そうにと思われるかもしれませんが、仕事に疲れて、自殺をする方が後を絶たないということは世間の常識になりつつあると感じます。小説の中でも、結衣さんが、働き方について変えようとしなければ、体を壊すまで働いて過労死されるという問題も起こっていたかもしれません。会社のための自分ではなく自分のための会社であることが社会の常識になればと、本作を読んで思いました。

 

 

【書評】「5分後に意外な結末 ベスト・セレクション」編・著:桃戸ハル

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「5分後に意外な結末 ベスト・セレクション」
編・著:桃戸ハル 講談社文庫 ショート・ショート集

 

〈あらすじ〉

昨日の記憶がなくなるほど、飲みすぎて二日酔いになった大学生の日浦知香は頭痛に悩まされながら大学に行く準備をしていたところ、かばんの中に身に覚えないノートの切れ端がのようなものが…。紙には、赤いマジックで大きく、暴力的な文字で
『おまえの罪を忘れるな』
謎のメッセージの意味とは?
5分後に意外な結末が起きるショート・ショート集22編

 

〈まとめ〉

人気シリーズ5分後に意外な結末シリーズのベスト集小説が苦手な方でも読みやすく、どの話からでも読み始められます。書き下ろしを含めた22編のショート・ショート小説です。

 

〈こんな人におすすめ〉

ショート・ショート小説好き

短い時間しか読めない

長い話は苦手

読書はちょっと苦手

 

〈感想〉

ショート・ショート小説なので1話ごとが短めで1話1話新鮮な気持ちで読めました。また、結末がどれも以外で、「そういうことかぁ」と面白かったです。長い小説が苦手とかすぐに結末が知りたいせっかちさんにも読みやすいと感じました。短い時間でもサクッと読めます。自分的には「隣に住む殺人鬼」がよかったです。また、イラストも細かくかっこいいです。

 

 

 

【書評】「恋のゴンドラ」著:東野圭吾

【書評】「恋のゴンドラ」著:東野圭吾

 

「恋のゴンドラ」
著:東野圭吾 実業之日本社文庫 恋愛小説

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〈あらすじ〉

都内勤務をしている浮気性の広太は合コンで誘った桃実と里沢温泉スキー場へスノボ不倫旅行をする。しかし、ゴンドラに同乗した4人組の女性たちの1人が同棲中で結婚が決まっている美雪だった。更に不幸なことに、桃実と美雪は高校の友人であった。スノーウェアーやゴーグルのおかげでバレずに済んでいるが絶体絶命のピンチである。どうなる広太!

 

〈まとめ〉

真冬の里沢温泉スキー場のゲレンデで様々な男女が数奇な巡りあわせで巻き起こる衝撃な愛憎劇の数々。幸せなまま終わるのか、偶然の出合いで不幸せな終わりになるのか。里沢温泉スキー場を中心として巻き起こる恋愛小説です。

 

〈こんな人におすすめ〉

恋愛小説好き

スキー場の舞台が好き

社会人恋愛に興味がある

不倫話に興味がある

 

〈感想〉

読み始めて7ページまで不倫旅行の手配がうまくいってフワフワな状態から一変してバレるかバレないかの不倫旅行…いきなりハラハラしました。青春ものの恋愛小説が苦手な方でも読みやすい話だと感じました。作中にゲレンデでの合コン略してゲレコンというものが開催されますが、ゲレコンのパンフレットに「ゲレンデには出合いがいっぱい。スキー、スノーボードを通じて、新しい恋の相手を見つけましょう。」と記載されています。ある意味ゲレンデには出合いがいっぱいだなぁと読み終わってから振り返ってみると、意味深に読めてしまいました。

【書評】「希望が死んだ夜に」著:天祢涼

 「希望が死んだ夜に」

 著:天祢涼 文春文庫 社会派青春ミステリー

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〈あらすじ〉

神奈川県で起きた女子中学生殺害事件、同級生の春日井のぞみを殺害した容疑で冬野ネガが逮捕される。しかし、少女は犯行を認めるが動機や経緯を黙認し一切語らない。なぜ、冬野ネガは黙認をし、何も語ろうとしないのか、2人に何があったのか、隠された謎を明かすため、2人の刑事、真壁巧と仲田蛍が謎に挑む。

 

〈まとめ〉

出世欲があり、上昇思考の真壁巧と、彼女達の目線になって想像し真相を追う仲田蛍という個性的なコンビが彼女たちの謎に挑みます。現代の社会問題にもなっている階級社会。本書のテーマでもある「子供の貧困問題」が様々な立場や目線から表現された、現代の社会派青春ミステリーです。

 

〈こんな人におすすめ〉

ミステリー小説好き

現代物系が好き

社会問題に興味がある

貧困問題に興味がある

 

〈感想〉

読んでみて、現代にあってもおかしくない事件だなと違和感なく感じました。登場人物の主張が全員が間違ったことを言っていなくて、全員が悩みながら生きていて凄いなと感じました。彼女達には幸せに生きて欲しかったです。自殺される方の人数が多い日本では、自殺が珍しいという認識ではなくなっている事態が問題だと思います。社会が抱える問題は数多くありますが、貧困問題も解決しなくてはいけない問題だと本書を読んでみて思いました。

 

 

 

 

 

ぼっちはブログをはじめました

はじめまして

ぼっち大学生のねぎといいます。

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趣味の読書で何かできないかと考え

ブログでも書いてみようかと思い

始めてみようと思った次第です。

 

雑記にしたのは本以外にも書こうと思ったためです。

体験してみてわかったことなども書きたいと思っています。

 

暇つぶしや参考になれることが書けるように頑張ります。

温かい目で読んで下されば幸いです。

よろしくお願い致します。